九十八歳になった私

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

九十八歳になった私

キュウジュウハッサイニナッタワタシ

講談社文庫

こんな作品は橋本治以外の誰にも書けない。
内田樹氏、欣喜!

人生百年時代に捧ぐ、橋本流・老後賛歌。

一体今日は、いつなんだろう? もうすぐ九十八だ。多分。ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく人生賛歌の物語。ああ、年をとるのはめんどくさい!


ⒸMiyoko Hashimoto

目次

九十八歳になる私/九十八歳になった私/国会解散の巻/ロボット君の巻/病院に行ってましたの巻/女はこわいよの巻/プテラノドン退治の巻/九十九歳になっちゃうじゃないかの巻/メロンの娘の巻/たまには起こせよなんとかメントの巻/カナブンに寄せる思いの巻/死にそうでなぜ死なないの巻/人生は消しゴムだの巻

書誌情報

紙版

発売日

2020年01月15日

ISBN

9784065183304

判型

A6

価格

定価:726円(本体660円)

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2020年01月15日

JDCN

06A0000000000177812E

初出

本書は2018年1月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 橋本 治(ハシモト オサム)

1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、18年、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年1月29日逝去。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

既刊・関連作品一覧

製品関連情報