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20 誤判対策室
ニジュウゴハンタイサクシツ
- 著: 石川 智健

見破ってみてください、私の完全犯罪を。
殺人の証明ができなければ、娘の命はない――。仕掛けられた不可解なゲームに、正義は容易く翻弄される。見つからない手がかり、迫るタイムリミット。絶体絶命の老刑事が己の矜持をかけて臨む、運命の20日間。
7つの「20」が導く禁断の真実。ノンストップ・サスペンスの新定番!
どうして犯罪者は、自分に繋がる証拠を残すのでしょう?
警視庁を定年退職後、「誤判対策室」――警事、検事、弁護士からなる冤罪調査組織――に再雇用された有馬英治あてに一本の電話が入る。台東区三ノ輪で殺人を犯し、自首してきた紺野真司が証言を一変。容疑を否認し、有馬にしか真実を話さないと主張しているという。勾留中の紺野と対面した有馬は、ひとつのゲームを持ちかけられる。
「私の犯罪を証明し、起訴できなければ、あなたの娘を殺害します」
動揺を隠せない有馬だったが、悲劇へのカウントダウンはすでに始まっていた――。
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書誌情報
紙版
発売日
2019年08月21日
ISBN
9784065168158
判型
四六変型
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
314ページ
著者紹介
1985年神奈川県生まれ。2011年に『グレイメン』で第2回ゴールデン・エレファント賞大賞を受賞。翌年、同作が日米韓で刊行となり作家デビュー。2018年には『60 誤判対策室』がドラマ化され注目を集める。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。他の著作に、経済学を絡めた警察小説「エウレカの確率」シリーズ、『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『小鳥冬馬の心象』『ため息に溺れる』『キリングクラブ』『第三者隠蔽機関』などがある。