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黒い巨塔 最高裁判所
クロイキョトウサイコウサイバンショ
- 著: 瀬木 比呂志

いま初めて暴かれる最高裁の闇!
最高裁新任局付判事補・笹原の見た司法の聖域は、裁判官の思想統制のための牢獄(ラーゲリ)だった!
裁判官を左遷し判決の方向を差配する最高裁長官、絶大な権力を振かざす我が物顔の事務総局。司法の中枢最高裁判所内では醜悪な権力抗争が煮えたぎる。「法の支配」とは無縁の上命下服の思想統制に、司法エリートたちは次々と屈服していく。最高裁の中枢を知る元裁判官の城山三郎賞作家が、司法の真実を暴く権力小説。
解説:ノンフィクション作家 清水潔
ⒸHroshi Segi 2019
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書誌情報
紙版
発売日
2019年11月14日
ISBN
9784065169506
判型
A6
価格
定価:990円(本体900円)
ページ数
496ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年11月14日
JDCN
06A0000000000161686I
初出
本書は2016年10月、小社より単行本として刊行されたものです。
著者紹介
せぎ・ひろし 1954年名古屋市生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1979年以降裁判官として東京地裁、最高裁等に勤務。2012年明治大学教授に転身、専門は民事訴訟法・法社会学。在米研究2回。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』『民事裁判入門――裁判官は何を見ているのか』 (いずれも講談社現代新書)、『裁判所の正体――法服を着た役人たち』(清水潔氏との対談。新潮社)、『リベラルアーツの学び方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『教養としての現代漫画』(日本文芸社)、『裁判官・学者の哲学と意見』(現代書館)、専門書主著6冊、また関根牧彦の筆名による小説『映画館の妖精』(騒人社)等がある。2015年、『ニッポンの裁判』により第2回城山三郎賞を受賞。