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あした、また学校で
アシタマタガッコウデ
- 著: 工藤 純子
月曜の朝、小六の一将(かずまさ)に声をかけたのは、幼なじみの咲良(さくら)でした。「一将の弟、荻野先生に怒られて泣いてたよ」。運動が苦手な弟の将人(まさと)は、「できない子は朝練に来て」と先生に言われたのに練習に行かず、しかられたのです。でも、将人にとって、数ある運動のなかで、大縄飛びは「できる」に入ります。将人は怒られなくてはならなかったのか、そもそも大会に勝つことが、そんなに大事なのだろうか……。一将のもやもやを咲良が大問題に発展させていくうちに、一将も咲良も、そして代表委員会メンバーの五年生も六年生も、ひとつのクエッションに突き当たることになりました。「学校は、だれのものか?」。小学校高学年の彼らは、この答えにたどり着くことができるのでしょうか。【対象:小学上級以上】
イラスト:稲葉朋子
ⒸJunko Kudo
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目次
1.事件
2.代表委員会
3.すきやき
4.職員室
5.PTA運営委員会
6.卒・家族
7.優等生のあたし
8.学校支援地域本部
9.教師という仕事
10.学校は、だれのものか
書誌情報
紙版
発売日
2019年10月31日
ISBN
9784065172384
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
194ページ
シリーズ
文学の扉
電子版
発売日
2019年10月30日
JDCN
06A0000000000152446V
著者紹介
東京都生まれ。2017年、『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。おもな作品に、『となりの火星人』(講談社)、「恋する和パティシエール」シリーズ、「ピンポンはねる」シリーズ、「モーグルビート!」「モーグルビート! 再会」(以上、ポプラ社)、「ミラクル☆キッチン」シリーズ(そうえん社)などがある。また、共著に『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』(ともに講談社)がある。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。