
マイページに作品情報をお届け!
茂吉秀歌『赤光』百首
モキチシュウカシャッコウヒャクシュ
- 著: 塚本 邦雄

前衛歌人で稀代の批評家、そして剛腕アンソロジストでもある塚本邦雄が、斎藤茂吉の秀歌に対して「弟子、一門の徒」とは別角度から真摯に迫り、批評・鑑賞を施した歴史的名著。茂吉の歌を照射し、その秘密に肉薄しつつ、短歌を含めた日本詩歌のあるべき姿を追究する、茂吉ファン、塚本ファン、短歌ファンのみならず、日本文学に関心のあるすべての人へ。言語芸術の粋がここにある。
Ⓒkunio tsukamoto
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2019年11月08日
ISBN
9784065178744
判型
A6
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2019年11月22日
JDCN
06A0000000000161702G
初出
本書は、『茂吉秀歌『赤光』百首』(1993年6月、講談社学術文庫刊)を底本として使用しましたが、今回の収録にあたり、初出である文藝春秋刊(1977年4月)と同様、正字正仮名遣いにあらためました。
著者紹介
塚本邦雄(1920~2005)歌人、評論家、小説家。滋賀県生まれ。歌誌「日本歌人」(前川佐美雄主宰)に入会。51年、『水葬物語』で歌壇に登場。60年、岡井隆、寺山修司らと「極」を創刊。85年、歌誌「玲瓏」主宰。反リアリズムの前衛短歌の雄として精力的に活動。『日本人霊歌』で現代歌人協会賞、『詩歌變』で詩歌文学館賞、『不變律』で迢空賞、『黄金律』で斎藤茂吉短歌文学賞、『魔王』で現代短歌大賞を受賞。97年、勲四等旭日小綬章受章。著書に『西行百首』『秀吟百趣』『詞華美術館』他多数がある。