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空貝 村上水軍の神姫
ウツセガイムラカミスイグンノシンキ
- 著: 赤神 諒

1541年6月、西の大国・大内氏の水軍が大三島(おおみしま)に大挙襲来する。迎え撃つ三島村上水軍の奇襲作戦は失敗し、総司令官である陣代の大祝(おおほうり)安房が戦死。実はそれは、安房の若き軍師・越智安成による大祝家への復讐の始まりだった。大祝鶴姫は平和な今治で巫女として神事に専念していたが、最愛の兄・安房戦死の報に接し、「大内を打倒し仇を討つまでは女を捨て、男として生きる」と宣言する。陣代となった鶴姫は安成と激しく衝突しながらもその献策を採用。鶴姫の天賦の軍才と安成の奇策によって勝利を収める。安成はなおも鶴姫謀殺と三島水軍の壊滅を企むが、鶴姫から危地に陥った己の命を逆に救われるのだった……。
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書誌情報
紙版
発売日
2020年01月29日
ISBN
9784065183489
判型
四六変型
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
322ページ
著者紹介
意欲的に歴史小説の執筆に取り組む赤神氏。『酔象の流儀』『神遊の城』に続く、講談社から3冊目の刊行になります。