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雨あがる 映画化作品集
アメアガルエイガカサクヒンシュウ
- 著: 山本 周五郎

安宿で妻と暮らす浪人の伊兵衛は、学問から武芸まで器用にこなす。
だが、優しすぎる性分ゆえ、仕官が決まりかけては立ち消えになる日々が続いていた。
ある日、喧嘩の仲裁で見せた刀の腕前が藩の老職の目に留まるも――。(雨あがる)
本作では、黒澤明に「赤ひげ」として映画化された「狂女の話」をはじめ、「深川安楽亭」「雨あがる」など名作六篇を収録。
名監督も惹かれた世界をご堪能ください。
ⒸSyugorou Yamamoto 2019
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目次
狂女の話
五瓣の椿 第六話
深川安楽亭
街へゆく電車
ひとごろし
雨あがる
書誌情報
紙版
発売日
2020年02月14日
ISBN
9784065186510
判型
A6
価格
定価:715円(本体650円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年02月14日
JDCN
06A0000000000185152E
初出
「狂女の話」(赤ひげ診療譚」より)…「オール讀物」(文藝春秋)1958年3月号、「五瓣の椿 第六話」…「講談倶楽部」(講談社)1959年9月号、「深川安楽亭」…「小説新潮」(新潮社)1957年1月号、「街へゆく電車」(「季節のない街」より)…「朝日新聞夕刊」(朝日新聞社)1962年4月1日~4月9日、「ひとごろし」…「別冊文藝春秋」(文藝春秋)1964年10月、「雨あがる」…「サンデー毎日臨時増刊涼風特別号」(毎日新聞社)1951年7月1日。
収録作品
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作品名初出
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作品名
狂女の話「赤ひげ診療譚」より
初出
『オール讀物』(文藝春秋)1958年年3月号
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作品名
五瓣の椿 第六話
初出
『講談倶楽部』(講談社)1959年9月号
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作品名
深川安楽亭
初出
『小説新潮』(新潮社)1957年1月号
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作品名
街へゆく電車「季節のない街」より
初出
『朝日新聞夕刊』(朝日新聞社)1962年4月1日~4月9日
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作品名
ひとごろし
初出
『別冊文藝春秋』(文藝春秋)1964年10月
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作品名
雨あがる
初出
『サンデー毎日臨時増刊涼風特別号』(毎日新聞社)1951年7月1日
著者紹介
1903年、山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビュー。その後、不遇の時代が続くが、時代小説作家として認められはじめる。戦中から戦後まで連載が続けられた『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるが辞退。主な代表作に『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『青べか物語』(1960)、『おさん』(1961)などがある。1967年、逝去。