ゆりの木荘の子どもたち

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

ゆりの木荘の子どもたち

ユリノキソウノコドモタチ

ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。いまは有料老人ホームになり、サクラさんやモリノさんたち、6人の老人が住んでいます。春風が吹くある日、サクラさんはだれかが歌う手まり歌──時々聞こえる歌──を耳にします。モリノさんにいわれるまま、サクラさんがその歌を口ずさんでみると、ふたりは突然、子どもになってしまいました。そう、87歳のおばあさんではなく、10歳ばかりの女の子に……。
それは、77年前の約束のために、「あの子」がサクラさんたちを呼び寄せたからでした……。


Ⓒ富安陽子

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2020年04月15日

ISBN

9784065187494

判型

A5

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

130ページ

シリーズ

わくわくライブラリー

電子版

発売日

2020年04月14日

JDCN

06A0000000000200919M

初出

毎日新聞朝刊(大阪本社版)「読んであげて」連載(2018年3月1日~3月31日)を、加筆修正したもの。

著者紹介

作: 富安 陽子(トミヤス ヨウコ)

富安陽子(とみやす・ようこ) 1959年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞、『盆まねき』により野間児童文芸賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選ばれた。

絵: 佐竹 美保(サタケ ミホ)

佐竹美保(さたけ・みほ) 富山県出身。富山県立高岡工芸高等学校デザイン科卒業後上京し活動。主に児童書の挿絵を担当し、SFやファンタジーの分野で活動している。 『魔女の宅急便』(その3、その4、その5のみ)、リンの谷のローワンシリーズ、『魔法使いハウルと火の悪魔』など、よく知られた児童文学作品の数々の表紙や挿絵を描いている。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧