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緑の窓口 樹木トラブル解決します
ミドリノマドグチジュモクトラブルカイケツシマス
- 著: 下村 敦史

「全ては樹木が語ってくれました」
『闇に香る嘘』『生還者』で注目の乱歩賞作家が挑む新境地。
樹木トラブルの裏には、人の“想い”が隠れている!
笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー
新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。
えっ…、それって切符を買うところじゃ……。
疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。
そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった!
花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。
しかし、そこにはスギを愛でる先客が。
「柊紅葉といいます。樹木医です。」
清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。
ⒸAtushi Shimomura
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目次
プロローグ
症例1 スギを診せてください
症例2 クヌギは嘘をつきません
症例3 モッコクの落とし物です!
症例4 ソメイヨシノは実は、
症例5 チャボヒバを前に無力です……
症例6 全ては、樹木が語ってくれました
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2020年04月15日
ISBN
9784065190159
判型
A6
価格
定価:814円(本体740円)
ページ数
384ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年04月15日
JDCN
06A0000000000200608F
初出
2017年8月に、単行本として小社より刊行。
著者紹介
1981年京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。同年に発表した短編「死は朝、羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補に、『生還者』が第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補となった。『難民調査官』『サイレント・マイノリティ 難民調査官』の「難民調査官」シリーズ、『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『黙過』『刑事の慟哭』『絶声』など著書多数。