不可視都市

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不可視都市

フカシトシ

星海社FICTIONS

西暦2109年。正体不明の存在〈不可視都市〉によって、突如あらゆる交通網とインターネットが遮断され、人々は少数の巨大都市圏に閉じ込められて暮らしていた。
〈世界の不可視化〉ーーそう呼ばれる災禍のなか、数学者の相原青夏は、離ればなれになった恋人の暗号研究者・堤紅介との再会を願い奔走する。青夏は中国に、そして紅介は月面基地にーー二人は38万4400キロの彼方へと引き裂かれていた。

〈不可視都市〉誕生に秘められた“裏の科学史”の深奥にたどり着き、この分断された世界で、恋人たちは再びめぐり会えるのかーー。

ハードSFの新たな旗手が贈る“超遠距離恋愛SF”、ここに登場!


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書誌情報

紙版

発売日

2020年03月15日

ISBN

9784065191552

判型

B6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

288ページ

シリーズ

星海社FICTIONS

著者紹介

著: 高島 雄哉(タカシマ ユウヤ)

2014年、第5回創元SF短編賞を受賞。受賞作を長篇化した『ランドスケープと夏の定理』(東京創元社)は新時代のハードSFとして激賞された。主な著作に『エンタングル:ガール』、「配信世界のイデアたち」(『Genesis 白昼夢通信』)、「ゴーストキャンディカテゴリー」(『時を歩く』、以上すべて東京創元社)、「キャット・ポイント」(『NOVA 2019年春号』、河出書房新社)などがある。SF考証家としても活躍し、参加作品に『ゼーガペインADP』、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』などが、著作に『アニメのSF考証家が描く未来のカタチ』(講談社)がある。Twitterロゴ @7u7a_TAKASHIMA

イラスト: 焦茶(コゲチャ)

陰影や色調がもつ無二の感覚で人気を博す、新進気鋭のイラストレーター。担当作に『重力アルケミック』(星海社FICTIONS)、『あの夏ぼくは天使を見た』(KADOKAWA)、『〔少女帝国〕』(ハヤカワ文庫JA)、『ミリオン・クラウン』(角川スニーカー文庫)など多数。Twitterロゴ @BARD713

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