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鏡の顔 傑作ハードボイルド小説集
カガミノカオケッサクハードボイルドショウセツシュウ
- 著: 大沢 在昌

フォトライターの沢原はカメラを手に街を彷徨っていた。心を揺さぶられるような、撮りたいものが見つからないのだ。感性が鈍ったのか、それとも才能が枯れてしまったのか。理由のない怒りを抱える沢原の歩みがふと止まった。鏡越しに対峙した男。その目は暗く沈んでいた。“こいつだ”。そのとき、男の背後から現れた女性に沢原は息を呑んだ。(表題作)。鮫島、佐久間公、ジョーカーなど、作家生活40年を過ぎたハードボイルド小説界の重鎮・大沢在昌の人気キャラクターが勢揃いした傑作作品集。
Ⓒ大沢 在昌
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書誌情報
紙版
発売日
2020年04月15日
ISBN
9784065193334
判型
A6
価格
定価:814円(本体740円)
ページ数
400ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年04月15日
JDCN
06A0000000000213482G
初出
2009年2月 ランダムハウス講談社、2011年4月 トクマ・ノベルズ、2012年11月 朝日文庫
著者紹介
1956年生まれ。愛知県名古屋市出身。慶応義塾大学中退。1979年 第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。1986年 『深夜曲馬団』で日本冒険小説大賞最優秀短編賞受賞。1991年 『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年『無間人形 新宿鮫4』で 第110回直木賞。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説大賞。2002年『闇先案内人』で日本冒険小説大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞受賞。 第一回日本推理作家協会チーフブレンダー。 2006年『狼花 新宿鮫9』で日本冒険小説大賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2012年『絆回廊 新宿鮫10』で日本冒険小説大賞。2013年 ロイヤルアングラー賞受賞。2014年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞受賞。