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祝葬
シュクソウ
- 著: 久坂部 羊

「もし、君が僕の葬式に来てくれるようなことになったら、そのときは祝福してくれ」自分の死を暗示するような謎の言葉を遺し、37歳の若さで死んだ医師・土岐佑介。代々信州を地盤とする医師家系に生まれた佑介は、生前に不思議なことを語っていた。医師である自分たち一族には「早死にの呪い」がかけられているという――。 簡単に死ねなくなる時代につきつけられる、私たちの物語。
ⒸYo Kusakabe
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目次
祝葬
真令子
ミンナ死ヌノダ
希望の御旗
忌寿
書誌情報
紙版
発売日
2020年11月13日
ISBN
9784065197691
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年11月13日
JDCN
06A0000000000249681D
初出
本書は2018年2月に小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部付属病院にて外科および麻酔科を研修。その後、大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、『廃用身』(幻冬舎)で2003年に作家デビュー。近著に『介護士K』(KADOKAWA)、『老父よ、帰れ』(朝日新聞出版)『オカシナ記念病院』(KADOKAWA)などがある。