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14歳の水平線
ジュウヨンサイノスイヘイセン

ーだれにでも忘れられないたった一度の「14歳の夏」がある―。
中二病を、自分でも自覚している加奈太は、家でも学校でもなにかと
イラついてしまう日々を過ごしていた。
そんな中、夏休みに、父親の故郷の島で、中2男子限定のキャンプに参加することになる。
初対面6人の共同生活は普段の生活とは違うことばかりだった。
一方、シングルファザーである父親の征人は、思春期の加奈太の気持ちをうまくつかめず
すれ違う日々になやんでいた。
加奈太と共にやって来た島では、たちまち30年前の日々に引き戻されてゆく。
自分自身の父親を亡くした、あの暑い夏へと―。
14歳の息子と、かつて14歳だった父親。
だれにでも忘れられないたった一度の「14歳の夏」がある―。
<小学校上級から すべての漢字にふりがなつき>
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書誌情報
紙版
発売日
2020年06月10日
ISBN
9784065199725
判型
新書
価格
定価:1,188円(本体1,080円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
初出
「14歳の水平線」(双葉文庫、2018年)を底本とした。再収録にあたり、漢字などを読みやすく整理し、一部を修正し、さし絵をつけた。
著者紹介
1970年生まれ。神奈川県小田原市在住。 2001年、『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞し2002年にデビュー。 『しずかな日々』で2007年に第45回野間児童文芸賞、2008年に第23回坪田譲治文学賞をダブル受賞。 2017年に『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞を受賞。 他の著書に、『るり姉』『かっこうの親 もずの子ども』『こんぱるいろ、彼方』『その青の、その先の』『未来の手紙』 『つながりの蔵』『緑のなかで』『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』など多数。 全国私立中学入試問題採用数第1位の作家でもある。(*日能研調べ 2017-19年)
絵: またよし(マタヨシ)
イラストレーター。 書籍、広告、カタログと幅広いジャンルで活躍中。 青い鳥文庫収録の椰月美智子作品『十二歳』『しずかな日々』 でも装画を担当している。