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宇宙の彼方の色 新訳クトゥルー神話コレクション5
ソラノカナタノイロシンヤククトゥルーシンワコレクション5
- 訳: 森瀬 繚 ,
- 著: H.P.ラヴクラフト ,
- 絵: 中央東口

怪奇小説作家H・P・ラヴクラフトが創始し、人類史以前より地球へと飛来した邪神たちが齎す根源的な恐怖を描いた架空の神話大系〈クトゥルー神話〉。
その新訳コレクション第4集となる本書では、怪奇に遭遇し、時に怪奇に身を侵す碩学たちの根城・ミスカトニック大学編が開幕! ラヴクラフト自身が最高傑作を自負した表題作「宇宙の彼方の色」、永遠の生命を探求する医学者の狂気に肉薄する「ハーバート・ウェストーー死体蘇生者」、呪われた魔女の隠れ家が禁忌の儀礼を悪夢に喚び起こす「魔女の家で見た夢」など、ラヴクラフト自身が手がけた“原神話”を始め、妖しき因習の蔓延る古さびたニューイングランドの地ーーとりわけアーカムを舞台とする11篇を収録。
科学の英知と古き智慧の邂逅が、宇宙の秘密を開示するーー!
〔収録作品〕
・彼方より(フロム・ビヨンド) From Beyond
・家の中の絵 The Picture in the House
・ハーバート・ウェストーー死体蘇生者(リアニメーター) Herbert West-Reanimator
・冷気 Cool Air
・宇宙(そら)の彼方の色 The Colour Out of Space
・古の轍 The Ancient Track
・ユゴスよりの真菌(きのこ) Fungi from Yuggoth
・暗闇で囁くもの The Whisperer in Darkness
・魔女の家で見た夢 The Dreams in the Witch House
・戸口に現れたもの The Thing on the Doorstep
・断章 Fragments
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書誌情報
紙版
発売日
2020年06月17日
ISBN
9784065204405
判型
B6
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
464ページ
シリーズ
星海社FICTIONS
著者紹介
ライター、翻訳家。TVアニメやゲームのシナリオ/小説の執筆の他、各種媒体の作品で神話・歴史考証に携わる。 翻訳者としては、S・T・ヨシ『H・P・ラヴクラフト大事典』(日本語版監修、エンターブレイン)、リン・カーター&R・M・プライス『クトゥルーの子供たち』(立花圭一との共訳、エンターブレイン)、ロジャー・ゼラズニイ『虚ろなる十月の夜に』(竹書房)など。クトゥルー神話研究家として数多くの著書があり、2018年『All Over クトゥルー クトゥルー神話作品大全』(三才ブックス)を刊行している。
1890年、アメリカ・ロードアイランド州に生まれる。 怪奇小説専門誌〈ウィアード・テールズ〉で活躍するも、作家としては不遇のうちに1937年死没。 彼の作品を母胎とし、架空の固有名詞を共有して紡がれる神話大系・クトゥルー神話は、同時代、そして後世の作家の手で書き繋がれ、現在に至るまでその影響力を拡大し続けている。
『鬼哭街』、『沙耶の唄』、『吸血殲鬼ヴェドゴニア』など、Nitroplusの代表的ゲーム作品のキャラクターデザイン・原画を務める。『沙耶の唄』ではクトゥルー神話のエッセンスを湛えた世界観を美麗かつ惨憺たるイラストで彩った。 イラストを担当した小説作品に、『アイゼンフリューゲル』(小学館)、『魔術師スカンクシリーズ』(星海社)などがある。