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魔女の愛し仔
マジョノイトシゴ

魔女が人間の子供を拾ったって。
その先には、ロクな結末が待っていやしないのにーーー
魔宴の夜、魔女集会へ生け贄として捧げられたサラは
古き魔女、エンゲル・ヘクセンナハトに拾われる。
『幸福になれなかった物語』を管理する彼女の書架には、
銀の鎖で封印された“呪われた御話”たちが眠っていた。
在るべき結末を迎えなかったお伽噺を幸せな終わりに導くため
サラは禁忌を破って独断専行、本の中へと飛び込んだ!
物語世界を旅する魔女と少女を待ち受けるのは、
幸福な結末か、哀切な運命か、それともーーーー
〈Chapter〉
「白雪姫」
攫われた白雪姫----小人たちのアリバイは崩せるか?
「人魚姫」
人魚姫と王子の消失----短剣は振るわれたのか?
「茨姫」
茨の呪いを解かない妖精王----その動機は?
「赤頭巾」
猟師不在による惨劇----秘された配役とは?
「ラプンツェル」
王子の顔を知らない塔の少女----継続された結末とは?
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書誌情報
紙版
発売日
2020年07月17日
ISBN
9784065204399
判型
B6
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
256ページ
シリーズ
星海社FICTIONS
著者紹介
エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、『B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』(ファミ通文庫)でデビュー。同作から始まる『B.A.D.』シリーズや『異世界拷問姫』(MF文庫J)を筆頭に、無二のダークファンタジー世界を築き上げている。
イラスト: 一色(イッシキ)
高密度の情感をスタイリッシュに描きこなす新鋭イラストレーター。装画を担当した小説作品に『英雄取締部隊』(菊池九五/講談社ラノベ文庫)、『ナベリウス封印美術館の蒐集士』(手島史詞/GAノベル)など。