温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

オンダンカデニホンノウミニナニガオコルノカスイメンカデカワリユクウミノセイタイケイ

ブルーバックス

たった1℃の水温上昇が、海中を“別世界”に変えてしまう──。
猛暑や豪雨だけにとどまらない、温暖化の「おそるべき影響」とは?

地球温暖化の影響は、海面上昇や異常気象など「目に見える」形で現れつつある。
その一方で、人の目につきにくい「水面下」でも、異変が進行中だ。
世界平均を上回るペースで「海の温暖化」が進む日本近海とその生態系に、どんな変化が起きているのか。
その結果、日本の海から姿を消すと危惧される生物とは?
「未来の海」を先取りする島で目撃された、驚きの光景とは?
私たちの大好きなあの海産物が、もう食べられなくなるかもしれない──。


〈もくじ〉
プロローグ──「未来の海水」が教えてくれること

第1章 「美ら海」からの警鐘──変貌する「海の熱帯雨林」

第2章 日本近海で生じつつある「異変」──北上する生き物たち

第3章 食卓から「四季」が消える──春のサワラから秋のサンマ、冬のカキ・フグまで

第4章 海洋生態系を脅かす「もう一つの難題」──「酸性化」が引き起こすこと

第5章 どうなる? 未来のお寿司屋さん──マグロやホタテ、アワビやノリも食べられなくなる!


Ⓒ朝日新聞社

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書誌情報

紙版

発売日

2020年08月20日

ISBN

9784065206768

判型

新書

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

通巻番号

2148

ページ数

304ページ

シリーズ

ブルーバックス

電子版

発売日

2020年08月19日

JDCN

06A0000000000234081G

著者紹介

著: 山本 智之(ヤマモト トモユキ)

山本智之(やまもと・ともゆき) 科学ジャーナリスト。 1966年、東京都生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。 朝日新聞記者として約20年間、科学報道に従事。環境省担当、宇宙、ロボット工学、医療などの取材分野を経験。 水産庁の漁業調査船「開洋丸」に乗船して南極海で潜水取材を実施、南米ガラパゴス諸島のルポをおこなうなど、「海洋」をテーマに取材を続けている。科学調査への同行を含め、国内外での潜水経験は500回以上。 朝日新聞大阪本社科学医療部次長などを経て、2020年から朝日学生新聞社編集委員。 海の生物や環境をテーマに講演活動にも取り組む。著書に『海洋大異変──日本の魚食文化に迫る危機』(朝日新聞出版)がある。

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