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罪の名前
ツミノナマエ
- 著: 木原 音瀬

日向には秘密がある。それは、口の中で生き物の蠢きを感じるのをが楽しくてやめられないこと。誰からも気味悪がられるその秘密を唯一守ってくれるのが、幼馴染の隼人だった。思いがけず、隼人が同級生に嫌がらせをされていることを知った日向は、ついにある行動に出るが(虫食い)。人間の本性を炙り出す傑作短編集。
ⒸNarise Konohara
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目次
罪と罰
消える
ミーナ
虫食い
書誌情報
紙版
発売日
2020年09月15日
ISBN
9784065208106
判型
A6
価格
定価:693円(本体630円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年09月15日
JDCN
06A0000000000234844F
初出
本書は2018年2月、小社より単行本として刊行されたものです。
著者紹介
高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題に。『美しいこと』はコミカライズもされ、幅広い層の人気を博している。ほかの著書に『コゴロシムラ』『嫌な奴』『秘密』『ラブセメタリー』『捜し物屋まやま』など多数。