
マイページに作品情報をお届け!
女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。
オンナノコノコトバカリカンガエテイタライチネンガタッテイタ
- 著: 東山 彰良

如何にモテるか――それだけをこの胸に問い続けて、今日まで生きてきた。この本の主成分は、これまで恋に関して沈黙するしかなかった有象無象たちの涙なのだ。
「有象くん」と「無象くん」というフツーの男子大学生をはじめ、女の子たちをめぐりもろもろ事件が起きる春夏秋冬のエピソードが綴られる連作短編集。「イケメンくん」に「二番手くん」「ダンベル先輩」「抜け目なっちゃん」、「都合良男先輩」などキャラクターを強調された登場人物たちの悲喜こもごもが描かれる青春ストーリー。
ⒸAkira Higashiyama 2020
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2020年11月13日
ISBN
9784065215579
判型
A6
価格
定価:682円(本体620円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年11月13日
JDCN
06A0000000000249676F
初出
この作品は、2017年11月に小社より刊行されたものです。
著者紹介
1968年台湾生まれ。5歳の時に日本に移る。2002年『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞しデビュー。’09年『路傍』で大藪春彦賞、’15年『流』で直木賞を受賞。『罪の終わり』で’16年中央公論文芸賞受賞。’17年『僕が殺した人と僕を殺した人』で織田作之助賞受賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞した。