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九重家献立暦
ココノエケコンダテゴヨミ
- 著: 白川 紺子

私たちは、家族になれるのだろうか。
故郷に帰った私を待っていたのは、母の駆け落ち相手の息子だった。
『後宮の烏』の著者が創る家族再生の献立(レシピ)。
母がわたしと家を捨て駆け落ちしたのは、小学校の卒業式の日だった。旧家の九重家で厳しい祖母に育てられたわたしは、大学入学を機に県外へ出た。とある事情で故郷に戻ると、家にはあの頃と変わらぬ頑迷な祖母と、突如居候として住み着いた母の駆け落ち相手の息子が。捨てられた三人の奇妙な家族生活が始まる。
伝統に基づく料理とともに紡がれる、優しくも切ない家族の物語。
ⒸKouko Shirakawa
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書誌情報
紙版
発売日
2020年10月15日
ISBN
9784065212332
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社タイガ
電子版
発売日
2020年10月15日
JDCN
06A0000000000240973D
著者紹介
三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『三日月邸花図鑑 花の城のアリス』(講談社タイガ)、『下鴨アンティーク』『契約結婚はじめました。』『後宮の烏』シリーズ(集英社オレンジ文庫)、『ブライディ家の押しかけ花婿』『夜葬師と霧の侯爵』(コバルト文庫)などの著書がある。