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夜叉神川
ヤシャジンガワ
「ここは夜叉神川の上流。
両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」ーー『川釣り』より。
「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に鬼の字が入るのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるからだと。」ーー『鬼が守
神社』より
全ての人間の心の中にある恐ろしい夜叉と優しい神、その恐怖と祝福とを描く短編集。
「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼が守神社」「スノードロップ」「果ての浜」
夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。
野間児童文芸賞受賞後初作品
ⒸMikie Ando
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書誌情報
紙版
発売日
2021年01月28日
ISBN
9784065218525
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
242ページ
電子版
発売日
2021年01月27日
JDCN
06A0000000000264521V
著者紹介
安東みきえ 1953年、山梨県生まれ。、『天のシーソー』で第11回椋鳩十児童文学賞、「ふゆのひだまり」で第11回小さな童話大賞(毎日新聞社主催)大賞を、「いただきます」で同選者賞今江祥智賞を『満月の娘たち』で野間児童文芸賞を受賞。 その他、「夕暮れのマグノリア」「頭のうちどころが悪かった熊の話」など著書多数。
装画: 田中 千智(タナカ チサト)
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製品関連情報
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受賞作
『夜叉神川』…第62回日本児童文学者協会賞 受賞 (2022.4.30)
受賞日:2022.04.30