二人がいた食卓

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電子あり

二人がいた食卓

フタリガイタショクタク

文芸(単行本)

良かれと思ったことが、押しつけがましさに。理想を追い求めるあまり、頑なになる。相手への気遣いが、裏目に出る。一番わかってほしい相手に限って自分の努力が伝わらない……。そんな夫婦関係の迷宮に迷いこんだ泉と旺介、きっかけはまさか、食の好みの違い……!
ドリア、生姜焼き、ハンバーグ、キッシュ……出てくる料理は、「食の検定」1級を持つ著者だからこそ表現できる、読むだけで美味しそうなものばかり。だからこそ、夫婦のすれ違いのきっかけとして、鋭く鮮やかな物悲しさを湛えています。
おいしさは恋で栄養は愛? 家族として、好きを越えた関係を築いていく覚悟を持てるのか。泉と旺介、二人の選択とは。


ⒸSAEMI ENDO

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書誌情報

紙版

発売日

2020年12月09日

ISBN

9784065218747

判型

四六変型

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

290ページ

電子版

発売日

2020年12月08日

JDCN

06A0000000000257641L

著者紹介

著: 遠藤 彩見(エンドウ サエミ)

東京生まれ。1996年、脚本家デビュー。1999年、テレビドラマ「入道雲は白 夏の空は青」で第16回ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞。2013年、『給食のおにいさん』で小説家としてデビュー。同作はシリーズ化されている。他著に、『キッチン・ブルー』『イメコン』『バー極楽』など。

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