稲川怪談 昭和・平成傑作選

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稲川怪談 昭和・平成傑作選

イナガワカイダンショウワヘイセイケッサクセン

500以上にのぼる「稲川怪談」の中から選りすぐりの40作品を定本としてまとめたものが本書です。
座長、ずんじ、稲川先生・・・ファンの間で様々な愛称で呼ばれる稲川淳二さん。関西テレビ系列の「稲川淳二の怪談グランプリ」で多くの怪談師たちを世に送りだし、若手怪談師たちから「巨匠」「レジェンド」と慕われています。
開拓者として怪談ブームの礎を作り、いまや「伝統芸能」とも呼ばれる「稲川怪談」。もとは自身の体験談から始まり、業界人の不思議な話、土地にまつわる噂……と、時代とともに変化し、半世紀を経て、完成度の高い傑作怪談へと発展していきました。
怪談家・稲川淳二が人生をかけて50年にわたり、収集・研究・創作し、語ってきた「稲川怪談」集大成です。


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目次

●はじめに 
●第一章 怖い記憶  おじさんと見た白尾/虫の知らせ/長田君の話/弁天岩の死体/ばかばかしい話/真夜中のエレベーター/三月の工房/宿坊/宝物殿/首吊りの因縁
●第二章 怖い噂  リヤカー/血を吐く面/迎えにきたマネージャー/ロケバス/憑いてるタクシー/銀星号/スーパーの調理場/クラス会/探しもの/長い死体
●第三章 怖い場所  東北の山林の邸/奥秩父の吊り橋/立川の踏切/吹上トンネル/新島の海軍基地/川崎の消防署/小淵沢のT字路/樹海/犬鳴峠/沖縄の廃屋
●第四章 怖い噺  赤いはんてん/ゆきちゃん/暗闇の病院/夢の中の踏切に立つ女/ミシン/深夜の訪問者/遅れてきたふたり/身代わり人形/赤いぽっくり/緑の館
●おわりに 

書誌情報

紙版

発売日

2021年06月17日

ISBN

9784065236901

判型

四六

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

ページ数

224ページ

初出

リイド社より刊行された、以下の書籍に掲載されたものを改訂・改題したもの。「稲川淳二のすご~く恐い話」1995、「稲川淳二のすご~く恐い話2」1995、「稲川淳二のすご~く恐い話3」1997、「稲川淳二のすご~く恐い話5」2002、「新 稲川淳二のすご~く恐い話」2003、「新 稲川淳二のすご~く恐い話 身代わり人形」2004、「新 稲川淳二のすご~く恐い話 真夜中の訪問者」2006、「新 稲川淳二のすご~く恐い話 異人館に棲む少女」2007、「真説 稲川淳二のすご~く恐い話 真下の怨霊」2011、「真説 稲川淳二のすご~く恐い話 閉ざされたブラインド」2012、「真説 稲川淳二のすご~く恐い話 緑の館」2013、「真説 稲川淳二のすご~く恐い話 首吊りのマンション」2014、「真説 稲川淳二のすご~く恐い話 消えた家族」2015、ユニJオフィース 2004、2006

著者紹介

著: 稲川 淳二(イナガワ ジュンジ)

タレント・工業デザイナー・怪談家  1947年東京・恵比寿生まれ。桑沢デザイン研究所専門学校研究科卒業。深夜ラジオで人気を博し、「オレたちひょうきん族」「スーパージョッキー」などテレビ番組で、元祖リアクション芸人として活躍。また、ラジオやテレビでの怪談が好評を博し、1987年に発売されたカセットテープ「あやつり人形の怪 秋の夜長のこわ~いお話」が大ヒットとなり、以後「怪談家」としても活動。1993年8月13日金曜日にクラブチッタ川崎で行われた「川崎ミステリーナイト」に長蛇の列ができ、全国津々浦々をめぐる「稲川淳二の怪談ナイト」を開始。2021年で29年目を迎え、披露した怪談は約500話、動員数延べ61万人に達し、現在も年間50公演ほど開催している。

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