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ロデリック・ハドソン
ロデリックハドソン
- 著: ヘンリー・ジェイムズ

芸術に理解をもつ金持ちの独身青年ローランドが、アメリカ・マサチューセッツ州ノーサンプトンの片田舎に住む天才芸術家の卵ロデリック・ハドソンを見いだし、イタリアで大成させようとする過程を、複雑な恋愛模様、芸術家の苦悩、アメリカとヨーロッパの確執を交えてダイナミックに描く長篇小説。英国批評界の重鎮F・R・リーヴィスから、「古典と称される多数の小説などよりも、永久に読み継がれるべき卓越した作品」と絶賛された。小説の魅力が横溢する傑作であり、ヘンリー・ジェイムズ初の長篇小説、60年ぶりの新訳決定版!
Ⓒakio namekata
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書誌情報
紙版
発売日
2021年06月14日
ISBN
9784065236154
判型
A6
価格
定価:2,640円(本体2,400円)
ページ数
624ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2021年06月11日
JDCN
06A0000000000314719B
著者紹介
ヘンリー・ジェイムズ Henry James(1843・4・15~1916・2・28)小説家。アメリカ生まれ。プラグマティズムの哲学者ウィリアム・ジェイムズは兄。幼時からヨーロッパでの滞在が長く、ハーバード大学へ入学するも中途退学し、76年にロンドンへ移住して以降、本格的な執筆活動に入る。最晩年にはイギリスに帰化するが、翌年、ロンドンにて死去。一作中人物の眼から他の登場人物や出来事を描くという、いわゆる「視点」を採用した作家として二十世紀の作家に大きな影響を与え、「心理小説」の先駆者とも称される。作品に『ロデリック・ハドソン』『アメリカ人』『デイジー・ミラー』『ある婦人の肖像』『ねじの回転』『鳩の翼』『使者たち』『金色の盃』など多数がある。