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7.5グラムの奇跡
ナナテンゴグラムノキセキ
- 著: 砥上 裕將

国家試験に合格し、視能訓練士の資格を手にしたにもかかわらず、野宮恭一の就職先は決まらなかった。
後がない状態で面接を受けたのは、北見眼科医院という街の小さな眼科医院。
人の良い院長に拾われた恭一は、凄腕の視能訓練士・広瀬真織、マッチョな男性看護師・剛田剣、カメラが趣味の女性看護師・丘本真衣らと、視機能を守るために働きはじめる。
精緻な機能を持つ「目」を巡る、心温まる連作短編集。
『線は、僕を描く』で第59回メフィスト賞を受賞しデビュー。
同作でブランチBOOK大賞2019受賞、2020年本屋大賞第3位に選出された作者のデビュー後第1作。
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目次
第1話 盲目の海に浮かぶ孤島
第2話 瞳の中の月
第3話 夜の虹
第4話 面影の輝度
第5話 光への瞬目
書誌情報
紙版
発売日
2021年10月07日
ISBN
9784065246238
判型
四六
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
ページ数
306ページ
初出
「盲目の海に浮かぶ孤島」(「盲目の海に浮かぶ孤島を探して」改題)…『メフィスト』2020 VOL.2、「瞳の中の月」…『メフィスト』2020 VOL.3、「夜の虹」「面影の輝度」「光への瞬目」…書き下ろし。
収録作品
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作品名初出
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作品名
盲目の海に浮かぶ孤島
初出
『メフィスト』2020年VOL.2「盲目の海に浮かぶ孤島を探して」改題。
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作品名
瞳の中の月
初出
『メフィスト』2020年VOL.3
著者紹介
1984年生まれ。水墨画家。『線は、僕を描く』で第59回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作は、2019年ブランチBOOK大賞受賞。2020年度本屋大賞第三位に選出された。