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女系の教科書
ジョケイノキョウカショ
- 著: 藤田 宜永

売り上げ不振の自責の念から勤めていた出版社の役員を辞めた森川崇徳、62歳。縁あって文芸講座の講師をつとめることになり、悠々自適のはずの退職後の人生かと思いきや、そうは問屋がおろさなかった。ある女性生徒に振り回され、家庭内では母親の介護に加え、思いのままに生きていく娘たちに翻弄される。崇徳の未来は何色になるのか。『女系の総督』につづく好評「女系シリーズ」第二作。
【目次】
第一章 文芸講座の盲点
第二章 怒る男
第三章 圭介の悩み
第四章 小百合の恋
第五章 美千恵の決断
第六章 延命治療
第七章 崇徳の不安
第八章 祭りだ! 祭りだ!
ⒸMariko Koike 2021
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書誌情報
紙版
発売日
2021年08月12日
ISBN
9784065245965
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2021年08月12日
JDCN
06A0000000000344981T
初出
この作品は2017年5月に、小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1950年福井県生まれ。'86年に『野望のラビリンス』でデビュー。'95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。'96年『巴里からの遺言』で第14回日本冒険小説協会最優秀短編賞受賞。'99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞受賞。2001年に『愛の領分』で第125回直木賞を受賞。’17年『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。他に『女系の総督』『血の弔旗』『タフガイ』『わかって下さい』など。2020年1が月逝去。