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鴨川ランナー
カモガワランナー

日本と世界の狭間で生まれた中篇2本。
「鴨川ランナー」……外国から京都に仕事に来た青年の日常や、周囲の扱い方に対する違和感、その中で生きる不安や葛藤などを、「きみ」という二人称を用いた独特の文章で内省的に描く。京都文学賞受賞作。
「異言」……福井の英会話教室を突如やめる羽目になった主人公は、ある日同僚の紹介で結婚式の牧師役のバイトを紹介されるが……。
ⒸGreg Khezrnejat
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書誌情報
紙版
発売日
2021年10月27日
ISBN
9784065249956
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
178ページ
電子版
発売日
2021年10月26日
JDCN
06A0000000000368953B
初出
本作は第二回京都文学賞受賞作「鴨川ランナー」を加筆修正の上、書き下ろし作品「異言(タングズ)」とともに掲載したものです。
著者紹介
著: グレゴリー・ケズナジャット(グレゴリー ケズナジャット)
1984年、アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。2007年、クレムソン大学を卒業ののち、外国語指導助手として来日。2017年、同志社大学文学研究科国文学専攻博士後期修了。現在は法政大学グローバル教養学部にて准教授。 2021年、表題作「鴨川ランナー」にて第二回京都文学賞を満場一致で受賞した。