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ルーティーンズ
ルーティーンズ
- 著: 長嶋 有

無数のルーティンで、世界は回っている。作家と漫画家夫婦と2歳の娘がおくる、コロナ下のかけがえのない日常。長嶋有デビュー20年目の家族小説。
「途中で読むのをやめました。ひと晩で読み終わってしまうのがもったいなくて!」藤井隆さん絶賛!
2020年春、緊急事態宣言で娘の通う保育園が休園になった。あらゆるものが静止したコロナ下でも、子どもの成長は止まらない。作家の夫と漫画家の妻は、交替で育児をしながら非常時の日常を歩きはじめる――。
コロナ以後、宙ぶらりんになったままの願いや欲望を、本書が慰めてくれた気がした。 ――綿矢りささん
伝えたい気持ちと、見つけたなにかを言葉にしていくことが、一日一日を支えてくれる。 ――柴崎友香さん
不要不急の言葉で、僕の生活も止まった。この本を読んで、あの時期のごたついてた気持ちをひとつ整理してもらえた。
――藤井隆さん
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目次
願いのコリブリ、ロレックス
ルーティーンズ
書誌情報
紙版
発売日
2021年11月10日
ISBN
9784065260319
判型
四六変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
178ページ
初出
「願いのコリブリ」…「群像」2021年2月号、「願いのロレックス」…「文學界」2021年2月号、「ルーティーンズ」…「群像」2021年8月号。
収録作品
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作品名初出
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作品名
願いのコリブリ
初出
『群像』2021年2月号
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作品名
願いのロレックス
初出
『文學界』2021年2月号
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作品名
ル-ティーンズ
初出
『群像』2021年8月号
著者紹介
1972年生まれ。2001年「サイドカーに犬」で文學界新人賞を受賞しデビュー。02年「猛スピードで母は」で芥川賞、07年『夕子ちゃんの近道』で第一回大江健三郎賞、16年『三の隣は五号室』で谷崎潤一郎賞を受賞。他の著書に『佐渡の三人』『もう生まれたくない』『私に付け足されるもの』『今も未来も変わらない』など多数。