
マイページに作品情報をお届け!
歪んだ波紋
ユガンダハモン
- 著: 塩田 武士

ニュースという名の「悪意」――。
累計75万部突破『罪の声』の著者、真骨頂の報道小説!
地方紙記者の沢村は、調査報道チームのデスクから一枚の写真を見せられる。
同僚記者が、ひき逃げ事件の犯行車両とスクープしたものだ。
「この車、遺族宅にあるらしい」。
沢村は取材へ急行する。
犯人は家族なのか――(「黒い依頼」)。
「誤報」を通じて現代社会の虚と実に迫る、著者会心の傑作。
NHKドラマ原作
吉川英治文学新人賞受賞作
解説 武田砂鉄(ライター)
ⒸTakeshi Shiota
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2021年11月16日
ISBN
9784065260357
判型
A6
価格
定価:858円(本体780円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2021年11月16日
JDCN
06A0000000000392280K
初出
本書は2018年8月、小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞、'11年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。同書は'19年NHKでドラマ化された。'12年、神戸新聞社を退社。'16年、『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、同書は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位にも選ばれた。'19年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。ほかの著書に『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『雪の香り』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』『歪んだ波紋』『デルタの羊』などがある。