小梅の七つのお祝いに

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

小梅の七つのお祝いに

コウメノナナツノオイワイニ

「泣いちゃいそうだよ」シリーズの小林深雪先生が推薦!「いちばんに推したのは、このファンタジーです。主人公の小梅といっしょに冒険を楽しみました。」(講談社児童文学新人賞選評より)

【第61回講談社児童文学新人賞佳作受賞作】
小梅は小学一年生の女の子。両親は共働きだし、お姉ちゃんは中学受験でいそがしい。七五三のお祝いの年なのに、お祖母ちゃんの入院まで重なって、七五三が先延ばしになってしまいました。そんな十一月の日曜日、遊び場にしている小さな神社で見つけたのは一頭の黒牛。牛を追った小梅が迷いこんだ先は、お祭りのようににぎやかな天神様の一本道でした。
お餅屋のおかみさんをしている牛、体の大きさを自由に変えられる神様を名乗る男の子、しゃべる案内係の黒牛に、嘘と本当をとりかえることのできる鷽(うそ)鳥。不思議で楽しい出会いを重ねながら、小梅は天神様の本殿を目指します。途中、大きな池を渡る三つの橋で自分の過去と現在を見つめ、奥底に隠した自分の心と向き合ってから、小梅は未来へ一歩前進します。
さあ、小梅は本殿で天神様と会うことができるのでしょうか。そして、ひとりの力で、この異世界の出口にたどりつくことができるのでしょうか。

ふしぎな旅を通じて描かれた少女の成長ーー日本的で個性豊かな舞台設定に、選考会でも多くの賛辞が寄せられたファンタジー小説です。一本道で待ち受けるもののけたちの魅力溢れる姿は必見です。


ⒸMiya Aikawa

  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2022年04月14日

ISBN

9784065262177

判型

A5

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

128ページ

電子版

発売日

2022年04月13日

JDCN

06A0000000000441908V

初出

本書は、第61回講談社児童文学新人賞佳作受賞作に加筆・修正したものです。

著者紹介

著: 愛川 美也(アイカワ ミヤ)

愛川美也(あいかわみや) 1978年、千葉県生まれ。フェリス女学院大学文学部日本文学科卒業。『日曜日の小さな大ぼうけん』で第32回日産童話と絵本のグランプリ 童話の部大賞受賞。2020年、本作で第61回講談社児童文学新人賞佳作受賞。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧