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コロナワクチン114の疑問にすべて答えます
コロナワクチンヒャクジュウヨンノギモンニスベテコタエマス
- 著: 奥田 研爾
国内では感染者数が低水準を維持しているが、世界ではオミクロン株が猛威をふるっている。こうした刻々と変異し感染力を強める新型コロナウィルスによって、2回接種したのに感染する例が増え、いまや3回目の接種の前倒しと来年2月ごろからの12歳以下の子どものワクチン接種の議論が進んでいる。
3回目は必要なのか? いつまで経っても安心できないコロナの変異ウィルスとワクチンの問題。そんな不安を少しでも解消しようと、感染症ワクチンの専門家である筆者が、基本知識から最新のトラブルまで、多くの国民の疑問に答えたのが本書だ。
決して大げさに騒ぎ立てるのではなく、長年の経験と研究をもとに冷静に科学的に、わかりやすいQ&A方式で説明しているので、かえって説得力も信頼性も増す。一家に一冊あれば、安心できる実用書だ。
【主な内容】
・コロナワクチンに副反応が多いのはなぜか ・アナフィラキシー症状が女性に多いのはなぜか
・1回目と2回目で違うワクチンは効果があるのか ・「副作用」でなく「副反応」と呼ぶのはなぜか
・インフルエンザに比べ、接種後の死者は多いのか少ないのか ・アストロゼネカ社製なら1回接種で大丈夫は本当か
・肥満の場合、効果が薄いのは本当か ・無症状の感染者は接種しても有効なのか
・感染した人は回復後のいつワクチンを打てばいいのか ・ワクチン接種と死亡例の因果関係が認められないのはなぜか
・ワクチン接種は2回より3回が有効な理由 ・2回接種の人でも3日目まで要注意
・ワクチンの起源と知っておきたい歴史 ・なぜコロナウィルスは変異が早いのか
・変異はどこまで繰り返されるのか ・いま猛威をふるうデルタ株の構造と正体 ・変異スピードに追い付けない抗体カクテル
・新型コロナの経口ワクチンはなぜ難しいのか ・国内産ワクチンが今のところ絶望的な理由
・コロナ感染の終焉の日はくるのか
(一部抜粋)
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書誌情報
紙版
発売日
2021年10月28日
ISBN
9784065263334
判型
四六
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
160ページ
初出
日刊ゲンダイ紙に連載された「新型ワクチン講座」のQ&Aをもとにまとめたもの。
著者紹介
1971年横浜市立大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学遺伝学教室、ハーバード大学医学部助教授を務める。2001年横浜市立大学副学長、10年から名誉教授。現在、ワクチン研究所を併設した奥田内科の院長を務める。著書に「この『感染症』が人類を滅ぼす」(幻冬舎)、「感染症専門医が教える新型コロナウイルス終息へのシナリオ」(主婦の友社)、「新型コロナワクチンを打つ前に知ってほしい大切なこと」(現代書林)。