往復書簡 『遠くからの声』『言葉の兆し』

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電子あり

往復書簡 『遠くからの声』『言葉の兆し』

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講談社文芸文庫

1997年から1999年、オスロ・仙台と東京間で交わされた、『遠くからの声』。東日本大震災直後の喪失感の中で文学・人生・世紀末に思いを巡らせた『言葉の兆し』。


Ⓒeiko furui kazumi saeki

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書誌情報

紙版

発売日

2021年12月13日

ISBN

9784065263587

判型

A6

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2021年12月10日

JDCN

06A0000000000407777D

初出

本書は『遠くからの声―往復書簡―』(1999年10月、新潮社)と『往復書簡 言葉の兆し』(2012年7月、朝日新聞出版)を底本とし、合本、改題したものです。

著者紹介

著: 古井 由吉(フルイ ヨシキチ)

古井由吉(1937・11・19~2020・2・18)小説家。東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。大学教員となりブロッホ、ムージル等を翻訳。文学同人誌「白猫」に小説を発表。1970年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞受賞。黒井千次、高井有一、坂上弘らと〈内向の世代〉と称される。77年、高井氏らと同人誌「文体」を創刊(80年、12号で終刊)。83年、『槿』で谷崎潤一郎賞、87年、「中山坂」で川端康成文学賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。その他の作品に『山躁賦』『野川』『詩への小路』『辻』『白暗淵』『蜩の声』『雨の裾』『この道』『われもまた天に』等がある。

著: 佐伯 一麦(サエキ カズミ)

佐伯一麦(1959・7・21~)小説家。宮城県生まれ。高校卒業後上京。週刊誌記者、電気工などを経て作家活動に専念。1984年、「木を接ぐ」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。90年、『ショート・サーキット』で野間文芸新人賞、91年、『ア・ルース・ボーイ』で三島由紀夫賞、97年、『遠き山に日は落ちて』で木山捷平文学賞、2004年、『鉄塔家族』で大佛次郎賞、07年、『ノルゲ』で野間文芸賞、13年、『還れぬ家』で毎日芸術賞、14年、『渡良瀬』で伊藤整文学賞、20年、『山海記』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他の著書に『草の輝き』『ピロティ』『震災と言葉』『光の闇』等がある。

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