ヒカリ文集

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電子あり 受賞作

ヒカリ文集

ヒカリブンシュウ

文芸(単行本)

二年前、東北で横死した劇作家兼演出家の破月悠高。妻の久代がその未完成の遺作を発見した。学生時代に夫妻も所属していた劇団NTRをモデルにしたその戯曲を読んだ久代は、同じく劇団員だった鷹野裕に声を掛ける。「裕、あの戯曲の続き書かない?」

相談の結果、元劇団員たちがそれぞれ好きな形式で文章を寄せることになった。作品集のタイトルは「ヒカリ文集」。劇団のマドンナであり、あるとき姿を消してしまった不思議な魅力を持った女性、賀集ヒカリの思い出が描かれてゆく。

『親指Pの修業時代』『犬身』『最愛の子ども』……そして新たな傑作が誕生!


ⒸRieko Matsuura

書誌情報

紙版

発売日

2022年02月23日

ISBN

9784065267462

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

258ページ

電子版

発売日

2022年02月22日

JDCN

06A0000000000416676Y

初出

「群像」2019年8月号、12月号、2020年10月号、2021年4月号、9月号。

著者紹介

著: 松浦 理英子(マツウラ リエコ)

1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。1978年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。1994年『親指Pの修業時代』で第33回女流文学賞、2008年『犬身』で第59回読売文学賞、2017年『最愛の子ども』で第45回泉鏡花文学賞を受賞。他の著書に『セバスチャン』『ナチュラル・ウーマン』『裏ヴァージョン』『奇貨』などがある。

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製品関連情報

  • ヒカリ文集
    受賞作

    『ヒカリ文集』…第75回 野間文芸賞 受賞 (2022.11.4)

    受賞日:2022.11.04

  • お知らせ

    『ヒカリ文集』が第4回飯田賞を受賞しました!(2022.07.20)