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八丁堀の忍(六) 死闘、裏伊賀
ハッチョウボリノシノビ6シトウウライガ
- 著: 倉阪 鬼一郎

子どもをさらい、非情な鍛錬をして人体兵器に変えていく裏伊賀の隠れ砦から、命からがら脱出した鬼市。八丁堀同心一家の城田家の温かさに救われ、「八丁堀の忍」となった。裏伊賀のかしら・高尾の南の非道ぶりに憤った城田新兵衛は、裏伊賀討伐隊を組織し、裏伊賀に向かった。鬼市と同じく抜け忍の風、花が先陣を切る。最後の死闘の火ぶたが切られた。堅牢な要塞から、高尾の南を引きずり出したものの、底知れぬ妖術が討伐隊を苦しめる。はたして、鬼市たちは、裏伊賀を壊滅し、本願を果たせるのか? そして、鬼市や花は、親きょうだいを見つけだすことができるのか!? 若き忍たちの激闘を描く物語、堂々の完結。
ⒸKichiro Kurasaka
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書誌情報
紙版
発売日
2022年02月15日
ISBN
9784065269374
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年02月15日
JDCN
06A0000000000426080Q
著者紹介
1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビューし、幻想小説、ミステリー、ホラーなど多岐にわたる分野の作品を次々に発表する。近年は時代小説に力を入れ、人情ゆたかな世界を描き続けている。2021年「小料理のどか屋 人情帖」「お江戸甘味処 谷中はつねや」「夢屋台なみだ通り」「人情料理わん屋」などで第10回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞を受賞。