極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる

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極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる

キョクゲンノシソウハイデガーセカイナイソンザイヲイキル

講談社選書メチエ

大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による叢書「極限の思想」第4弾!「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。
本巻は『存在と時間』の精密な読解を通して、ハイデガーの思想の精髄にせまる!
ハイデガー自身が執筆し公刊された唯一の体系的な著作にして、未完の大著『存在と時間』。難解をもって鳴るこの哲学書をどう読むべきか。
「私たちがそれぞれそうであるところの存在者」を「現存在」と呼び、また、私たちが「世界の内にある」在りようを「世界内存在」と呼ぶ。このように、さまざまな概念を次々に出しながら、ハイデガーが分析しようとしたこととは何だったのか。私たちがそれぞれの「私」を生きているとはどういうことか。本来的な自己とは。――その哲学的果実を味読する力作。


【目次】
第一章 『存在と時間』という書物
第二章 世界の内にあること
第三章 空間の内にあること
第四章 他者と共にあること
第五章 ひとりの私であること
第六章 本来的な在りかた
第七章 自己であること
終章  世界内存在を生きる


ⒸYukari Takai

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書誌情報

紙版

発売日

2022年02月10日

ISBN

9784065269404

判型

四六

価格

定価:2,310円(本体2,100円)

ページ数

250ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2022年02月09日

JDCN

06A0000000000426070N

著者紹介

著: 高井 ゆと里(タカイ ユトリ)

一九九〇年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、石川県立看護大学看護学部人間科学領域講師。前職は国立がん研究センター特任研究員。専攻は哲学・倫理学。論文に「ハイデガーの〈ひと〉論」(『現象学年報』第36巻)、「何が行為を意図的にするのか : ハイデガー『存在と時間』の視角から」(『倫理学年報』69巻)、「臨床研究からの妊婦の排除という倫理的問題」(『生命倫理』32号)ほか。

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