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レッツもよみます
レッツモヨミマス
子どもの目線から描かれるひこ・田中さんの物語に、大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさんがイラストを描き下ろした、オールカラー新装版の「レッツ」シリーズ。ヨシタケさんが初めて子ども向けの書籍に取り組んだ記念碑ともいえる作品です。
シリーズ最新作、5巻目の「レッツもよみます」で描かれているのは、5歳のレッツが、読み聞かせられることから、自分ひとりで音読する、黙読するという「読み方」を手に入れていくというお話です。ぜひ、お楽しみください。
【おはなしの内容】
字がよめる5歳のレッツは、絵本にかかれている字をよみながら、とうさんやかあさんがよみきかせする声がうるさいなと思った。じゃあ、どうやったら気持ちよく本をよめるんだろう? よみきかされるのがイヤなら、自分で口に出してよんでみよう! うーん、なんかちがう。だったら今度は、声に出さずに、だまってよんでみよう!
一方的に本の内容を読み聞かせられることから、音読、黙読……と、レッツが「読む」行為を哲学します。
ひこ・田中&ヨシタケシンスケの世界がオールカラーの新装版となった「レッツ」シリーズ。待望の新作が刊行!!
レッツは 五さい。
とうさんが よんで いる 絵本の 字は、レッツも よめる。
どうして とうさんが よんで いるのかな?
わかった。よむのを とうさんや、かあさんに まかせて いた レッツが わるいのだ。
「本を よむ かあさんも とうさんも いらない。
レッツは 一人で よみます」
(本文より)
ⒸHiko Tanaka/Shinsuke Yoshitake
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書誌情報
紙版
発売日
2022年02月24日
ISBN
9784065269619
判型
A5変型
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
64ページ
電子版
発売日
2022年02月22日
JDCN
06A0000000000428178D
著者紹介
1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。1990年、『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞。同作は相米慎二監督により映画化された。1997年、『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。同作は冨樫森監督により映画化された。2017年、「なりたて中学生」シリーズ(講談社)で第57回日本児童文学者協会賞を受賞。ほかの著書に、『サンタちゃん』『ぼくは本を読んでいる。』(ともに講談社)、「モールランド・ストーリー」シリーズ(福音館書店)、『大人のための児童文学講座』(徳間書店)、『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(光文社新書)など。『児童文学書評』主宰。
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。