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人生百年の教養
ジンセイヒャクネンノキョウヨウ
- 著: 亀山 郁夫

自分の人生と戦い続けるためにーー老いてこそ真価を発揮する教養とは何か。
読書、音楽、外国語、老い……、ドストエフスキー研究の第一人者が多角的な見地から真の「教養」に迫る。
●時を経た「再読」が、老いてからの可能性を教えてくれる
●教養人の知識は、つねに「哲学」に裏付けられている
●苦手なもの、嫌いなものこそ可能性の泉となる
●大江健三郎と村上春樹から考える「教養」の継承
●難解な長編小説を読むコツは、冒頭三十ページの二度読み
●英語を学ぶことで失うもの、母語の唯一性
●検索エンジンでの複数の語をぶつけあって生まれる「知」
●豹変を恐れるな、隣人の「喜び」を模倣せよ
●老いをどう乗り越えるかーーエネルギー源としての「忘却」
本書の内容
序章 人は信念とともに若く
第一章 「教養」、すこやかな喜怒哀楽
第二章 少年時代 「私」という書物1
第三章 青春時代 「私」という書物2
第四章 「私は外国語が苦手」
第五章 モンタージュ的思考
第六章 実践の技法
第七章 俯瞰的思考
第八章 老いの作法
終章 大厄災時代に贈る言葉
Ⓒ亀山郁夫
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書誌情報
紙版
発売日
2022年04月13日
ISBN
9784065277218
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
2656
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2022年04月13日
JDCN
06A0000000000490171E
著者紹介
1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職。『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)、『ドストエフスキー 黒い言葉』(集英社新書)など著書多数。訳書にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』(ともに光文社古典新訳文庫)など多数。