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うさぎタウンのパン屋さん
ウサギタウンノパンヤサン
「ああ、いい匂いがする」鼻をくんくんさせている子もいます。
「待ちどおしいな」耳をぴくぴくさせている子もいます。
「ようこそ、いらっしゃいませ!」
ひろばじゅうに、ひびきわたる声がして、いっけんのお店のドアがあきました。
あけたのは、黒うさぎのくるみくんです。白いエプロンと白いぼうし。
963はくるみの暗号です。
くるみくんはパン職人。
きょうは「黒うさぎのパン屋さん」の開店日なのです。(本文より)
小学館児童出版文化賞受賞、小手鞠るい氏による大人気の「うさぎのお店やさん」シリーズが2冊同時刊行されます。
一年生からひとりでよめる、おいしい、やさしい、たのしい幼年童話です。
ⒸRui Kodemari/Kaori Matsukura
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書誌情報
紙版
発売日
2022年11月04日
ISBN
9784065295519
判型
A5
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
80ページ
シリーズ
わくわくライブラリー
電子版
発売日
2022年11月02日
JDCN
06A0000000000570239C
著者紹介
野うさぎたちの暮らすNY州ウッドストックの森の住人。動物が大好き。森の仕事部屋から動物愛をこめて送り出した作品として『ねこの町のリリアのパン』をはじめとする「ねこの町、犬の村シリーズ」のほか『シナモンのおやすみ日記』『ぼくのなまえはユウユウ』『初恋まねき猫』『森の歌が聞こえる』『おしゃべり森のものがたり』、本作をはじめとする「うさぎのお店やさんシリーズ」など多数。 同志社大学法学部卒業。第68回小学館児童出版文化賞受賞。
同シリーズ『うさぎタウンのおむすびやさん』描画中に10年一緒に暮らしたうさぎがお月様に旅立つ。現在は元野良猫と暮らす日々。 装画作品に、小手鞠るいさんの児童書『お菓子の本の旅』、『少女は森からやってきた』。ほか、『あしたの幸福』(いとうみく/著 ) 『天国郵便局より』(鮫島浩二/著 )、『ほかに誰がいる』(朝倉かすみ/著 )、 『クラウドクラスターを愛する方法』(窪美澄/著 )、『惑いの森』(中村文則/著 )など。 専修大学文学部卒業。第27回ザ・チョイス大賞受賞。