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ナルコスの戦後史 ドラッグが繋ぐ金と暴力の世界地図
ナルコスノセンゴシドラッグガツナグカネトボウリョクノセカイチズ
- 著: 瀬戸 晴海

日本のヤクザの資金源・シャブの韓国、台湾ルート、最凶地帯メキシコ・コロンビア、最大の生産地ゴールデン・トライアングルとアフガニスタン(ゴールデン・クレセント)、そして浸食される「病める巨大マーケット」アメリカーー。
禁断の世界麻薬マーケットの暗部と、世界の反社がどうつながっているのか?
伝説のマトリだから書ける「人類、欲望の裏面史」!
ナルコスとは――
「感覚を失わせる」という意味のギリシャ語のナルコン「narkoun」に由来する英語「narcotics」から派生したスラングで、海外ではドラッグとともに麻薬を意味するものとして認知されている。
第一章 アメリカの戦争に翻弄された戦後日本のナルコス汚染
第二章 マトリの私が体験した山口組のナルコスビジネス
第三章 日本に覚醒剤を供給してきた「闇の韓国・台湾ルート」
第四章 世界最凶のナルコス地帯「メキシコ・コロンビア」とアメリカの影
第五章 オウム、ロシア 薬物テロがもたらす惨劇
第六章 世界最大の麻薬地帯「ゴールデン・トライアングル」とその先にある新たな脅威
ⒸHaruumi Seto
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書誌情報
紙版
発売日
2023年05月19日
ISBN
9784065320693
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2023年05月18日
JDCN
06A0000000000670795Y
著者紹介
1956年、福岡県生まれ。明治薬科大学薬学部卒業後、80年に厚生省麻薬取締官事務所(通称:マトリ)に入所。薬物犯罪捜査の第一線で活躍し、九州部長などを歴任。2014年に関東信越厚生局麻薬取締部部長に就任し、18年3月に退官する。13年、15年に人事院総裁賞受賞。著書に『マトリ 厚労省麻薬取締官』『スマホで薬物を買う子どもたち』(ともに新潮新書)がある。