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きみが忘れた世界のおわり
キミガワスレタセカイノオワリ
- 著: 実石 沙枝子

Apple Books 2022 今年のベスト(デビュー部門)
芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、
死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介
記憶喪失、アップデートされる幻覚、さらに夢を用いながら大切だった人を思い出していくという、とても凝った造りの作品で強く惹きつけられた。ーー薬丸岳
完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去――交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。
第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。
ⒸSaeko Jitsuishi
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書誌情報
紙版
発売日
2022年10月26日
ISBN
9784065293225
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
264ページ
電子版
発売日
2022年10月25日
JDCN
06A0000000000544020W
初出
本書は第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作品(応募時タイトル「リメンバー・マイ・エモーション」)を大幅に加筆修正したものです。
著者紹介
1996年生まれ。静岡県清水市(現・静岡市)出身。『別冊文藝春秋』新人発掘プロジェクト1期生(和足冴・名義)。『きみが忘れた世界のおわり』で第16回小説現代長編新人賞(奨励賞)を受賞してデビュー。
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お知らせ
『きみが忘れた世界のおわり』がApple Booksの2022年ベストブック【デビュー作部門】に選ばれました!(2022.12.2)