2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した

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電子あり

2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した

2002ネンキセキノメイシャフェアレディZハコウシテフッカツシタ

講談社+α新書

 会社が苦境にある中で、絶版の危機に瀕したスポーツカー復活の「夢」をどのように企画立案し、チームをまとめ上げ、そして遂行したのか。フェアレディZの開発を具体例として、「日本のものづくり」の、いまだ尽きない可能性を若き商品企画担当やエンジニア、そして読者の皆さんに伝えたいと思う。
 現在、私はコンサルティング業を営むが、最新のテクノロジーへの知見やプロジェクトマネージメントに触れつつ、今後のモビリティ(移動・自動車産業)の在り方への提言も行った。
――「まえがきに代えて」より


社を代表するブランド商品の復活は逆境をはねのけ、組織をポジティブにまとめる源泉となる。
プロジェクトを成功に導く情熱と戦略とは?
かつて日産の「V字回復」をけん引したチーフプロダクトスペシャリストが、フェアレディZの劇的な復活劇の詳細をはじめて語った。

日本電産永守会長の「真実の顔」も明かす。


(目次)
「Z再生ストーリー」にあふれる未来へのヒントーーまえがきに代えて
第一章 Z復活への助走 財務再建とものづくり再生
第二章 新型Z完成 世界で証明したブランド力
第三章 ものづくり復活 プライドで社内調整を押し切る
第四章 進化し続けるZ 成功の後に逆風あり
第五章 最後のZ コストカットと平準化の潮流に抗う
終章 日本のものづくりの原点を見た 「永守経営」の真実
あとがき


ⒸShinjiro Yukawa

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書誌情報

紙版

発売日

2022年08月19日

ISBN

9784065293898

判型

新書

価格

定価:990円(本体900円)

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2022年08月18日

JDCN

06A0000000000550380H

著者紹介

著: 湯川 伸次郎(ユカワ シンジロウ)

1952年、京都市生まれ。1976年、京都大学工学部機械学科卒。1976年、日産自動車入社。1998年に商品主管(開発責任者)就任、2000年には商品企画室チーフ・プロダクト・スペシャリストとなり、2002年発表のフェアレディZ5代目、2008年発表の同6代目を手掛け、大成功をおさめる。2009年に日産を退社後、日本電産にて車載事業を立ち上げ、プロジェクトマネージメントを推進し、永守会長の薫陶を受ける。2020年に日本電産を退社。現在は経営コンサルティングのかたわら、母校の京都大学工学部にて非常勤講師を務める。

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