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流氷の果て
リュウヒョウノハテ
- 著: 一雫 ライオン

「この愛に、凍えろ」
札幌市内から知床半島ウトロへと向かう「北斗流氷号バスツアー」に参加していた少年と少女は、バスの転落事故ですべてを失ってしまった。
そして1999年。成長した彼らは、きたるべきミレニアムに浮足立つ新宿の街で再会するーー身元不明の首吊り遺体を挟んで。
定年間近のベテラン刑事と、競争から外れてしまった若手刑事が、二つの時代をつなぐ事件の真相を追うべく、駆けずり回る。この国で隠され続けてきた、あまりにも悲しい真実とは?
『二人の嘘』の著者によるエモーショナル・ミステリー超大作!
Lion Hitoshizuku
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書誌情報
紙版
発売日
2025年03月12日
ISBN
9784065297834
判型
四六変型
価格
定価:2,310円(本体2,100円)
ページ数
464ページ
電子版
発売日
2025年03月11日
JDCN
06A0000000000875499V
初出
「小説現代」2024年3月号
著者紹介
1973年生まれ。東京都出身。明治大学政治経済学部二部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に『ダー・天使』で小説家デビュー。「十年に一人の逸材」と言われる女性判事と、哀しき偽証で真実を隠し通した元服役囚の悲劇を描く第三作『二人の嘘』がベストセラーとなる。