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装幀百花 菊地信義のデザイン
ソウテイヒャッカキクチノブヨシノデザイン

装幀デザインの革新者・菊地信義がライフワークとして手がけた35年間の講談社文芸文庫より121点を精選。文字デザインの豊饒なる可能性を解きあかす、カラー版作品集。解説・年譜=水戸部功
デザインにおいて、緊張を生むのは常に余白だ。文芸文庫の35年は、余白との戦いの歴史と言える。--
文芸書をはじめ1万5000点以上の装幀を手がけ、日本のブックデザイン史を塗り替えた菊地信義。その革新的なデザインの真骨頂は「文字と余白」にあった。創刊以来約1300点にのぼる文芸文庫のデザインを、「斜体」「変形」「図像」「字体」「構成」から読み解く決定版作品集。
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書誌情報
紙版
発売日
2022年12月12日
ISBN
9784065300220
判型
A6
価格
定価:2,420円(本体2,200円)
ページ数
160ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
著者紹介
菊地信義(1943・10・19~2022・3・28) 装幀者。東京・神田生まれ。65年、多摩美術大学デザイン科中退。69年、広告代理店入社。72年、広告制作会社入社。77年、装幀者として独立。84年、第22回藤村記念歴程賞受賞。88年、第19回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。装幀作品集に『菊地信義 装幀の本』(89年、リブロポート)、『装幀=菊地信義の本 1988~1996』(97年、講談社)、『菊地信義の装幀 1997~2013』(2014年、集英社)がある。
1979年 生まれ。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。メディアアートを専攻。大学在学中から装幀の仕事を始め、のち菊地信義に師事。2004年、造本装幀コンクール展 審査委員奨励賞受賞。2011年、『ハヤカワ・ポケット・ミステリ』シリーズの装幀で第42回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。