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こえてくる者たち 翔の四季 冬
コエテクルモノタチショウノシキフユ
――わたしたちは荒唐無稽な世界に生きています。ときに無差別におそいかかってくる者もいます。世界はわからないものだらけなのです。
大阪大学大学院人文学研究科 准教授 林千宏氏、絶賛!!
『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズ、「おばけずかん」シリーズでおなじみ斉藤洋が贈る、「翔の四季」シリーズの第三作。少年・翔の四季を通して描かれる目に見えるものと目に見えないもの、見えるものと聞こえるものの交差点。
翔の学校にあたらしく来た鞍森杏(くらもりあん)はすこし不思議な女の子。飼っているハムスターを見せてくれるが、このハムスター・シンは、時折消えるという。
同じ時期に、「かまいたち事件」という、衣服をすれちがいざまに切り裂かれる事件が起こる。
翔は、杏とのやりとりのあいだで、「聞こえないもの」だけではなく、「見えないもの」にも思いをめぐらせる。
ⒸHiroshi Saito
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書誌情報
紙版
発売日
2022年12月22日
ISBN
9784065301814
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
192ページ
電子版
発売日
2022年12月21日
JDCN
06A0000000000580723Y
著者紹介
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞。本作品は、『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』に続く、「翔の四季」シリーズの3巻目となる。
1990年生まれ。文教大学教育学部卒業後、保育士としての勤務を経て、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。イラストを手掛けた作品に『26文字のラブレター』『春は馬車に乗って』などがある。