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講談放浪記
コウダンホウロウキ
- 著: 神田 伯山
独演会チケットは即日完売!
講談普及の先頭に立つ稀代の講談師
六代目 神田伯山の著書、いよいよ登場!!
講談ゆかりの地を訪ねて、
講談の魅力を発見するーー。
伯山が名作講談の舞台となった場所を訪ねて、
講談の持つ物語としての魅力を紹介します。
また、他芸能・他ジャンルの城ともいうべき場所を訪ねて、
講談という芸能の未来について再考しています。
現場に行っての論考だからこその臨場感が迫ってきます。
2021~2022年の1年間にわたった
文芸誌「群像」連載を大幅加筆。
加えて、師匠・人間国宝の神田松鯉氏との
師弟対談も収録!
目次
第一部 講談の舞台を訪ねる
第一章 『赤穂義士伝』泉岳寺が伝える四十七士の虚実
第二章 『天保水滸伝』房総に遺された侠客たちの息吹
第三章 『源平盛衰記』壇ノ浦で死して生きる源氏と平家の物語
第四章 『出世の春駒』愛宕神社の石段数とリアリティ
第五章 『四谷怪談』お岩さまと伊右衛門夫婦のフィクション性
第六章 『寛永宮本武蔵伝』巌流島に伝わる決闘の真実
第二部 来るべき講釈場のために
第七章 国技館と相撲幻想
第八章 歌舞伎座での新たな邂逅
第九章 いまを生きる寄席の魅力
第十章 日光東照宮で想う江戸の講釈
第十一章 失われた講談の城、本牧亭の面影
特別師弟対談
人間国宝・神田松鯉に講談の神髄を聞く
ⒸHakuzan Kanda
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書誌情報
紙版
発売日
2023年07月20日
ISBN
9784065305003
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
261ページ
電子版
発売日
2023年07月19日
JDCN
06A0000000000640146B
初出
(1)本牧亭――来るべき講釈場として…「群像」2022年1月号、(2)本天保水滸伝――侠客たちの足跡…「群像」2022年2月号、(3)日光で想う江戸の講釈…「群像」2022年3月号、(4)泉岳寺――赤穂義士の聖地…「群像」2022年4月号、(5)壇ノ浦――死して生きる物語…「群像」2022年5月号、(6)出世の石段と講談リアリティ…「群像」2022年6月号、(7)巌流島――武蔵と小次郎の真実…「群像」2022年7月号、(8)四谷怪談――お岩さんの聖地をめぐって…「群像」2022年8月号、(9)寄席の魅力…「群像」2022年9月号、(10)力士伝と相撲幻想…「群像」2022年10月号、(11)歌舞伎座――講談と歌舞伎のクロスポイント…「群像」2022年11月号。以上、初出作品を改稿大幅加筆。そのほかの原稿はすべて書き下ろし。
著者紹介
日本講談協会、落語芸術協会所属。2007年11月、講談師・三代目神田松鯉に入門し、「松之丞」。 2012年6月、二ツ目昇進。2020年2月11日、真打昇進と同時に六代目神田伯山を襲名。 若くして、寛永宮本武蔵伝、慶安太平記、村井長庵、天保水滸伝、天明白浪伝、畦倉重四郎などの「連続物」や、 「端物」と言われる数々の読み物を継承している。 TBSラジオではレギュラー番組「問わず語りの神田伯山」を持つ。 著作に『絶滅危惧職、講談師を生きる』(聞き手・杉江松恋/新潮社)、『神田松之丞 講談入門』(河出書房新社)、 『Pen BOOKS 1冊まるごと、松之丞改め六代目神田伯山』(CCCメディアハウス)。 『講談えほん』シリーズ(全8巻/講談社)、漫画『ひらばのひと』(作・久世番子/講談社)の監修をつとめる。 2020年、YouTubeチャンネル「神田伯山ティービィー」が、第57回ギャラクシー賞テレビ部門フロンティア賞受賞。