
マイページに作品情報をお届け!
ちょっと奇妙な怖い話
チョットキミョウナコワイハナシ
- 著: 嶺里 俊介

どこまでが真実でどこからが脚色なのか。日常の出来事に微妙な違和感を抱かせ、読み手を異世界へといざなうライト・ホラー短編集!
私の名は進木独行。五年以上前にデビューしたホラー系作家である。本書では、私自身がこれまでの人生で体験してきた奇妙な出来事を元にして、つらつらと話をつづっている。もちろん見聞きしたことも含まれている。本書で楽しむべき肝は、本筋の「奇妙」のみならず、寄り道した部分にも含まれている。実体験をそのまま描いたものもあるが、本書は創作か実体験か判別しづらいことがウリでもある。──さて、今回の第1話は私が中学1年生のときに訪れた石垣島での体験の話。「星の砂」で有名な白い砂浜で海水浴を楽しんだ帰り、世にも奇妙な海の生きものに遭遇したのだった……。
ⒸShunsuke Minesato
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2023年04月14日
ISBN
9784065311721
判型
A6
価格
定価:770円(本体700円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2023年04月14日
JDCN
06A0000000000639810T
著者紹介
1964年、東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒業。NTT(現NTT東日本)入社。退社後、執筆活動に入る。2015年、『星宿る虫』で第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、翌16年にデビュー。その他の著書に『走馬灯症候群』『地棲魚』『地霊都市 東京第24特別区』『霊能者たち』などがある。