地政学と冷戦で読み解く戦後世界史

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地政学と冷戦で読み解く戦後世界史

チセイガクトレイセンデヨミトクセンゴセカイシ 

今日のウクライナ紛争も、アフガニスタンの混迷も、中東諸国の対立も、戦前の地政学上のグレートゲーム(ユーラシアを巡る欧米とロシアの闘い)および戦後のアメリカとソ連による「冷戦」の時代に、その原因がつくられたものだ。
欧米の歴史書、研究書から資料にいたるまで渉猟した研究家が平易な言葉で解説する、あまりにリアルな「冷戦の戦後世界史」。

なぜ世界各地で戦争や争いが続くのか
世界経済はなぜ不安定なのか
「アメリカVS.ロシア」の視点から迫る歴史
「地政学&冷戦」で国際関係の謎が解ける

すべては「米ソ対立=冷戦」から始まった

(本書のおもな内容)
●日本に原爆が投下された本当の理由
●マッキンダーの地政学”ハートランド論”
●「ロシアと欧米の闘い」は100年以上続いている
●東欧や中東はなぜ常に不安定なのか
●反共政策トルーマン・ドクトリン
●北朝鮮に50発もの核を落とそうとしたマッカーサー
●アイゼンハワー”軍産複合体”演説の謎
●朝鮮半島は米ソともに関心が薄かった
●金日成という駒を使ったスターリンの読み
●傀儡政権を使って諸外国を支配したアメリカ
●米ソ最大の代理戦争だったベトナム戦争
●アメリカとサウジアラビアの微妙な関係
●米ソ核軍縮交渉の激しい舞台裏
●中国の改革開放も冷戦の一部だった
●レーガン・ドクトリンと疲弊するソ連
●ゴルバチョフを指導者に推したサッチャー
●民主化の余波――東欧の覚醒と天安門事件
●ロシアがウクライナに侵攻した理由
●中国の台頭と軍事大国ロシアの復活――現代のグレートゲームへ ほか


Ⓒ玉置悟

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書誌情報

紙版

発売日

2023年03月01日

ISBN

9784065312247

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

384ページ

電子版

発売日

2023年02月28日

JDCN

06A0000000000623741J

著者紹介

著: 玉置 悟(タマキ サトル)

1949年、東京生まれ。翻訳家・ノンフィクション作家。航空機開発エンジニアを志し、1968年、東京都立大学工学部に進学。当時のベトナム戦争や70年安保騒動に関心を深め、沖縄に駐留する米兵たちと交流。最新の科学技術がベトナムで殺戮に使われる現実に幻滅し、エンジニアの道を断念。1978年に渡米後、ビジネス技術翻訳・リサーチを手掛ける。仕事を通じて、ベトナム戦争や湾岸戦争の帰還兵、軍需産業関係者ほか多彩な人脈を築くとともに、多数の英文書籍や文献を研究し、国際政治や地政学に関する理解を深め、翻訳を通じて出版の世界にも活動範囲を広げる。これまでの主な翻訳書としては、ベストセラーになった『毒になる親』(毎日新聞社/講談社+α文庫)がつとに知られているが、近年では国際関係に関する知識を活かした『「三つの帝国」の時代』『インテリジェンス 闇の戦争』(ともに講談社)、『トップシークレット・アメリカ 最高機密に覆われる国家』『ロッキード・マーティン 巨大軍需企業の内幕』『中国の産業スパイ網』(いずれも草思社)など。本書は、渡米以来40年余におよぶ著者の国際政治・地政に関する独自の研究の成果が集約されている

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