ミチクサ先生(上)

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電子あり

ミチクサ先生(上)

ミチクサセンセイジョウ

講談社文庫

ミチクサが多いほうが、人生は面白い!
てっぺんには裏から登ったって、足を滑らせたっていい。あちこちぶつかったほうが道は拓ける。
夏目家の「恥かきっ子」金之助は生まれてすぐに里子に出されたり、年老いた父親にガラクタ扱いされながらも、
道楽者の祖父の影響で子供ながらに寄席や芝居小屋に入り浸る。学校では異例の飛び級で頭角をあらわし、
心のおもむくままにミチクサをして学校を転々とするように。その才能に気付いた兄に英語を仕込まれ、
東京大学予備門に一番で合格した金之助は、そこで生涯の友となる正岡子規と運命の出会いを果たす。

伊集院静がずっと共鳴し、いつか書きたかった夏目“漱石”金之助の青春。

日経新聞の人気連載小説を書籍化し、「日曜日の初耳学」はじめ朝日新聞や「週刊現代」各紙誌で取り上げられ
「ラジオ深夜便」「大竹まことゴールデンラジオ」でも話題になった注目作が文庫化。


ⒸShizuka Ijyuin 2023

書誌情報

紙版

発売日

2023年07月14日

ISBN

9784065318522

判型

A6

価格

定価:913円(本体830円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2023年07月14日

JDCN

06A0000000000681512Y

初出

「日本経済新聞」朝刊 2019年9月11日~2020年2月20日、2020年11月11日~2021年7月22日。単行本は講談社より2021年11月刊行。

著者紹介

著: 伊集院 静(イジュウイン シズカ)

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

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