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ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで
ハイデガーノテツガクソンザイトジカンカラコウキノシサクマデ
- 著: 轟 孝夫

「20世紀最大の哲学者」ハイデガーが生涯を賭けて問い続けた「存在への問い」とはどのような「問い」だったのか? 変容し続ける思索の跡を丹念にたどり、その最後にたどり着いた境地に迫る。また、近年「黒ノート事件」によってスキャンダルを巻き起こした悪名高い「ナチス加担」がいかなる哲学的見地からなされ、そしていかなる理由からナチス批判に転じたのかについても徹底的に解明する。「道であって作品ではない」――ハイデガー哲学の魅力と魔力を余すところなく捉えた力作。
Ⓒ轟 孝夫
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目次
はじめに
凡例
序論
第1章 「存在への問い」の概要
第2章 前期の思索
第3章 中期の思索
第4章 ハイデガーのナチス加担
第5章 後期の思索
第6章 ナチズムとの対決
第7章 戦後の思索
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2023年06月22日
ISBN
9784065321300
判型
新書
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
通巻番号
2711
ページ数
504ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2023年06月21日
JDCN
06A0000000000682440I
著者紹介
●著者紹介 轟 孝夫(とどろき たかお)1968年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。 現在、防衛大学校人間文化学科教授。博士(文学)。 専門はハイデガー哲学、現象学、近代日本思想。 著書に『存在と共同―ハイデガー哲学の構造と展開』(法政大学出版会)『ハイデガー「存在と時間」入門』(講談社現代新書)『ハイデガーの超ー政治』(明石書店)がある。