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キラキラ妖怪クラブ シラギク山のオニババ編
キラキラヨウカイクラブシラギクヤマノオニババヘン
- 著: 丘紫 真璃
>>奇想天外! お菓子が大好きなオニババとなずなたち姉弟の、唯一無二なはちゃめちゃ妖怪コメディ!<<
ザッ! 何かが木の上から飛びおりてきて、二人の前に立ちはだかりました。
おばあさんです。ボロボロのきものを着たしらが頭のおばあさん!
「ギャアアアアアアアアア!!!!」
二人は、心ぞうが、1000万kmもかなたにふっとんだみたいになって、グルリと向きを変えると、むちゅうでにげだそうとしました。
でも、おばあさんときたら、ビョ~ンッ!!
二人の頭の上をラクラク飛びこえて、通せんぼしてきたんです。
あわてて、また向きを変えたら、またビョ~ン!
おばあさんはまた、二人の頭の上を飛びこえて通せんぼして、
「だれのウワサしていたんだい?」
ゾクゾクするようなしゃがれ声でささやいて、二人の腕をグッとつかみました。
(本文より)
シラギク山に住むオニババに遭遇した姉弟のなずなとせり。おっそろしいことに、オニババったら、やわらかい子どもが大好物だって言うんです。子どもより、もっとおいしいものがありますよ!と駆け込んだのは町のコンビニ。だって食べられるわけにはいきませんからね。やわらかいシュークリームを紹介すれば、きっと気に入ってくれるはず……でしたが、お菓子を食べすぎたオニババはその場にぶっ倒れてしまい!? なずなとせり、大ピンチです!
イラストを担当するのは漫画家・アニメーターのかずきおえかき。奇想天外な世界を大迫力でお届けします!
【対象:小学校中学年以上】
ⒸMari Okamurasaki
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書誌情報
紙版
発売日
2023年07月06日
ISBN
9784065322369
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
176ページ
電子版
発売日
2023年07月05日
JDCN
06A0000000000683674B
著者紹介
兵庫県生まれ。14歳の時『黄色い卵は誰のもの?』(幻冬舎)でデビューし、詩人の銀色夏生に「生まれながらの物語作家」と絶賛される。『リンリンちゃんとワンゴ天才発明会社』(ポプラ社)が第2回 「新・童話の海」に入選(入選時のタイトルは「りんりんちゃんとダッペルピーポン」)。『ぐらん×ぐらんぱ!スマホジャック』が第2回小学館ジュニア文庫小説賞金賞を受賞(後に小学館ジュニア文庫でシリーズ化)。他の著書に、「おりょうり犬ポッピー」シリーズ(ポプラ社)、『イケてる! ろくろ首!!』がある。