幽霊列車とこんぺい糖 新装版

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電子あり

幽霊列車とこんぺい糖 新装版

ユウレイレッシャトコンペイトウシンソウバン

星海社FICTIONS

この“夏”をきっと忘れない。
絶望を生きる少女たちの、ひと夏の甘き死と再生の物語。
百合小説の傑作と名高い富士見ミステリー文庫発の青春ミステリー、待望の復刊!

寂れた無人駅のホーム。
こんぺい糖。ひまわり畑。
そして、あの廃棄車両。
リガヤという名の、不思議な彼女を連想させる四大要素。
思えばそこから、あたしの夏は始まった。

飛び込み自殺をするはずのローカル線が廃線となり、生理不順で味覚障害な中学二年生・有賀海幸の保険金自殺計画はムダになってしまった。
途方に暮れる彼女は、タガログ語で“幸せ”を意味する名を名乗る年上の少女・リガヤと出会う。
「ボクがこいつを『幽霊鉄道』として、甦らせてみせる!」
謎めいた彼女は、廃棄列車の復活と自殺志願の海幸に〈死〉を与えることを誓うのだった。
海幸とリガヤの、忘れられない夏が始まる。


ⒸEi Konouta

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書誌情報

紙版

発売日

2023年06月28日

ISBN

9784065322147

判型

B6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

256ページ

シリーズ

星海社FICTIONS

電子版

発売日

2023年06月27日

JDCN

06A0000000000685840V

初出

本書は、『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(富士見ミステリー文庫 2007年)を底本とし、再編集して出版したものです。

著者紹介

著: 木ノ歌 詠(コノウタ エイ)

小説家。2004年に「Formant Blue」で富士見ヤングミステリー大賞の佳作を受賞。翌年に『フォルマント・ブルー カラっぽの僕に、君はうたう。』に改題し、富士見ミステリー文庫からデビュー。本書はデビュー3作目に当たる『幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ』(富士見ミステリー文庫)の復刊となる。2007年にペンネームを変え、現在は「瑞智士記」名義で活動している。瑞智士記としての著作には、『星刻の竜騎士』(MF文庫J)、『展翅少女人形館』(ハヤカワ文庫JA)などがある。

イラスト: 椎名 くろ(シイナ クロ)

イラストレーター。書籍装画をメインに活躍している。装画を手がけた小説作品に、『中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン』(波戸彼方/星海社FICTIONS)、『百合の間に挟まれたわたしが、勢いで二股してしまった話』(としぞう/オーバーラップ文庫)などがある。

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